初めて貸金庫室に入りました!

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東北の大地震のときに貸金庫はすべて無事だったという話を聞いてから、ずっと家にある金庫の中身を貸金庫に移そうと思っていたのだけど、何となく腰が重くてそのままになってしまっていた。やっとのことでその気になり、メインバンクに貸金庫について問い合わせてみると、今は空きがないとのこと。やはり東北の地震以来利用者が増えたとのことなので、みんな考えることは一緒なのだ。しばらく経ってから再び問い合わせてみると、ちょうど空きが出たとのことで、早速借りてみることにした。貸金庫って大金持ちしか使わないというイメージだったけれど、よくよく聞いてみたら一年間の利用料は1万5千円と意外とリーズナブルだ。家で金庫に保管して警備会社のサービスを利用するよりずっと格安である。いちいち銀行まで取りに行かなくてはならないし、銀行の営業時間にしか出し入れできないというデメリットはあるけれど、預けたいものはそうそう使うものではないので、私にとってはそれほど不便ではない。

銀行の人に案内されて、初めて貸金庫室に入った。10畳くらいの広さの部屋にびっしりと棚が並んでいる。人がすれ違えるくらいの通路はあるけれど、それ以外は全て金庫の棚だ。私は背が低いので、あまり上の方は嫌だなと思っていたけれど、案内された金庫はちょうど私のお腹くらいの高さの場所だったのでそれはありがたかった。大きさも色々あって、私が使うのは一番小さい金庫だ。あまりに同じような引き出しが並んでいるので、自分で探すとなったら目が回りそうだ。初回は行員さんに案内してもらったけれど、次回からはカードで入室し、シリンダーキーと暗証番号で開けるそうなので、自力で自分の貸金庫を見つけられるかかなり不安である。

とはいえ、大きな災害に見舞われても、とりあえず自分の命さえ守れればいいのだと思うと、銀行からの帰り道は肩の荷が降りたように足取りが軽く感じられたのだった。