裏山に埋められていた金庫を発見

僕は現在、親元を離れて関東地方の神奈川県で一人暮らしをしています。実家は関西の岡山県なのですが、この春志望していた大学に何とか合格し、そこに通うためにこの神奈川でアパート暮らしを始めました。

もちろん僕にとっては「生まれて初めての一人暮らし」になるので、始めは色々と苦労がありました。まず自分で毎食のご飯を作るところから勝手が分かりませんでしたし、そもそも、食事作りのための食材はどこで買うのが良いのかさえ、当初の僕には難しくて相当に難儀をした記憶があります。
一人で暮らし始めて半年経ってみれば、「あぁ、そういうこともあったなぁ」と美しい思い出にすることも出来ますが、慣れるまでは「マジで実家に帰りたい」と思ったこともあります。

冒頭にお伝えした通り、僕の実家は岡山県にありますが、市街地からはかなり離れた山奥の田舎に位置しています。交通の便などはあまり良くないところですが、その分自然豊かで人の心も優しく、僕にとってはかけがえの無いふるさとです。

そういえばですが、子供のころ家の裏山で埋められていた金庫を二歳違いの兄と一緒に発見したことがあります。その時は怖くなって、スグに父と祖父を呼んでしまったので中身は分らずじまいですが、「あの金庫の中には何が入っていたのか?」と、故郷を離れた今になってふと思い出しました。
今度実家に帰った際、父に「そういえば、子供のころに見つけた裏山の金庫って中身なんだったの?」と聞いてみようと思っている僕なのでした。